はい、片方あげて~、
バーに捕まって、こちらの足首だけ!
しっかり可動域まで、もっと!
はい、ゆっくり下ろす~。
これを10回繰り返して~!
足首の感覚が無くてとか、
足首の手術をしてからとか、
ふくらはぎの太さが全然違ってしまって、
皮膚感覚も、体温も冷えて夏場でも、サポーター、ソックスが欠かせない。
そんな方がいる。
ある会員さんの話。
2年くらい前に相談に来てから、2度目の予約だった。
最初にいらした時は、足の、びっこと、引きずりが大きかったので、両方の足で、かかと上げ下げを伝えた。
その時は、両方の足でもつま先立ちが出来なかった。バーに捕まってやっと。
トレーニングする場だけど、心を閉ざしている会員さんだったので、あまり深く内容を聞くと、あ~、それは色々。とだけで濁されてしまった。
時々、顔を見かけると声をかけたりしても、作り笑いをしたと思うと、真顔に戻ることが何度もあった。
他のスタッフからも、なかなか心を開いてもらえないんです(>_>)と。
会員さんが、返事をしなくてもいい声かけをするようになった。
頑張ってますね~。
暑いから、お水飲んでくださいね~。
また、来週お待ちしてますね~。
それから2年後に、予約表に名前が入っているのを見てϵ( ‘Θ’ )϶
ワォ、嬉しい。
少し、また、近づける、と思っていた。
その方の番になり、ワクワクして、両手広げて待っていると、
今日は、すみません、
私、今月で、ここ辞めようと思ってるので、最後に、まだ、感覚のない足のトレーニング、他にも何かないか教えてもらおうと思って。と。
どっか、遠いところへ行ってしまうのですか?
わ、質問しちゃったょ。。。。
いえ、色々ありまして。。。
そうですか。
わかりました(p_-)
前よりも、びっこや、引きずる感じもわからなくなってきていたので、
今度は、片足だけで、やってみてください。
両足首でやっても、どうしても、強い方の足に頼ってしまうので、
今度は、頼らず、片足だけで、バーに捕まってやりましょう!
出来ない。。。。。
出来る!
上半身の重さをバーに乗っけていいから、
やりましょう!
感覚のない足首は、力が無く、かかとをあげると、ストンとと落ちてしまう。
出来るだけゆっくりさげて~!
大丈夫、出来るょ~!と、何度か繰り返すうちにコツが掴めてきた。
顔から、上半身から汗だくだった。
それを、やってください^ ^
その相談から数日が経ち、その会員さんとも会えるのが最後の日に、私は、今日で、もう会えませんが、これからも頑張ってくださいね♪
そういうと、
この数日、足首の感覚が今までと全然違うんです。。。ありがとう。
これからも、頑張ってやってみますねo(^_-)O
最後にやっと、チビっと心を開いてくれた気がした。
反対側の足に頼らないで頑張ってね^ ^
強い方に負けてしまう、
強い方に頼ってしまう、
足首だけじゃ無くて、人間も同じだなぁ、
と、思った。
立てるようになるのになった時、
道は開けてくる気がする。