運動神経ゼロからトレーナーへ、自然な流れ。

あんちゃんの背中に乗ってくれ!

腕立て伏せの重し役。

あんちゃんの腕にぶら下がって!

上腕二頭筋を鍛えるため、抱っこちゃん人形役。

兄達が5人もいたので、その重しを何度も繰り返す。

子供の頃のことを振り返ってみると、トレーニングが生活の中に組み込まれていた気がする。

実際は、自分がトレーニングしていたのではなくて、重りの役割だった。

だから、トレーニングするのを見ていただけ(^^;

自分は、運動とかトレーニングは、無縁のもの、女の子は、やらないものと認識していた。

大家族だったので、祖母、両親、兄が5人、姉が1人、兄嫁1人、1番末っ子の私は、マスコット人形のようだった。

父は、ちくわぶの工場を持ち、家族とご近所のパートさん3人とで毎日賑やかな工場だった。

お昼休憩は、みんなが外に出て、ベンチプレス大会になった。

家族の誰かが手製で作ったベンチ台と、10キロバーに20キロのプレートが何枚かあった。

長男の兄が1番の力持ち、90キロを挙げていた。

ハルクのようだった。あの、アベンジャーズのハルク!

2番目の兄は、加山雄三に憧れて、休憩になると、水着になり、全身サンオイルを塗るお手伝いをした。幸せだなぁ~のセリフを言いながら( ͡° ͜ʖ ͡°)レジャーシートをひき肌をこんがりと焼いていた(もちろん、夏場だけですょ)

3番目と4番目の兄達は、二卵性双生児。

性格は、全く別人。

3番目の兄は、トラック野郎の菅原文太に憧れて、4番目の兄は、高倉健。そして、私の恋人だった。いつもちびっ子の私の手を握っていてくれた兄

╰(*´︶`*)╯♡

みんな、休憩のたびに、憧れの人物に変身した。

すぐ上の兄は、ブルースリー、ワっタオ~!ブルブル~!と、私を標的にした。

ある時から、いつもヌンチャク振り回す兄の標的になり、パチンパチン、コツンコツンやられるので、こっそり、兄が学校に行ってる間に、ヌンチャクを持ち出し、裏のタイヤのゴミ山に登り、ヌンチャクの練習を何度も何度もした記憶がある。

アチコチアザだらけ(*´∀`*)

私も強くなってやる!

そんな子供時代のことなんて何も無かったように、時間は過ぎて、普通に他の人と変わらず、何も考えずに短大まで出て、就職して結婚して子供を産んで、色んなことがあり、今に至っている

自分が身体を崩してから、自分と向き合い、仕事も変え、資格を取ったりするまで、それほど時間は、かからなかった。

自然な流れの中の一部だった。

今になって思えば、その幼少期に見てきたもの、やってきたものが、今の生活となんら違和感のないものになっている。

大きくなった子供達にも、運動音痴とか、ヘボ!だとか、宇宙人みたいな走り方だとか、散々馬鹿にされてきて、

トレーナーって!??ヘボトレーナーって言いたいんでしょ?と、言うと、

仕事のことに関しては、子供達は、

そんなことは言わないょ。いい仕事してると思う。と、真顔でいう。

どっちなんだ!?♪(´ε` )

多分、子供達からも、マスコット人形のような扱いなんだと思う。

確かに、学校の短距離競争で映画のETのワンシーンを身体中に感じて、(自転車でETと空に飛んでいくシーン)私は、走りながら、空に飛んでしまったり、

走り幅跳びで全力で走ってきてジャンプするラインのところでピタッと止まってから、ぴょん!と飛んで、ハイ!15センチ!

と、ビックリ!!!仰天の運動神経というか運動感覚というか、やり方知らなかっただけと言っても、いやいや、ヘボ以外の何者でもない!と、誰もが見て笑い転げる始末。

と、そんなママの子供時代のことを伝えるもんだから。

実際、自転車も小学校五年生まで乗れなかったし。

友達と遊びに行く時は、みんなは自転車、自分1人だけ走って行った。

肺活量だけは、あったかもしれない。

今が、おそらく人生の中で一番、運動神経、運動感覚、バランスなどがあるかもしれない。

一つ一つ、身体の機能や、筋肉、骨、関節の動きの勉強してきて、やっと、こういうものなのか!と、理解できて動かせている。

子供の頃が何においても、抜群の運動神経を発揮するものだと思っていたが、私に関してはそうでも無かったらしい。

今が1番生きてる感がある。

こんな私だからこそ、運動嫌いな人達、運動神経ゼロの人達に、伝えられること、励ませることがある。

同じようだった自分にもできたことを伝えたい。

諦めないで、ね、やってみようよ!と。

野球のクラブチームに入り、学校では陸上部の息子と、同じ体重、同じ筋肉量、同じ体脂肪になった。

でも、年齢には勝てないと思うのが、私は息子と比べると低い、

基礎代謝量の違い。

※基礎代謝量=呼吸しているだけで、カロリー消費してくれるありがたいもの。

息子と同じ食べ物を食べていたら、ぶくぶくと太る。かといって息子と同じトレーニング量をこなす、いや、それよりもトレーニング量をあげていくのは、体力的にどうか???

そこには、無理がある。

ある時、家族でハンドボール投げをした。

ヘボだとみんなが思っていたので、ほぼ私は距離が出ないと、皆んな近くで構えていたが、

ヨッシャー!!!遠くまで飛び、みんなヘボ代表といっていた手前、シラケ気味にボールを取りに行った。

私は内心、シッシッシ(๑˃̵ᴗ˂̵)筋肉鍛えるってこういうことか!と、嬉しくなった。

子供と張り合うつもりなんてないけど、私も普通の筋肉があることを知り嬉しくなった(^^)

筋トレってすごい!

最近では、細かい筋肉までトレーニングしておくため、みんなで何かスポーツをしても筋肉痛というものが無くなった。

自分の身体を実験台にしながら、クライアントさんにもアドバイスしている。

そしてまた、新たなことに挑戦してできるようになった時、落ち込んでるクライアントさんに、伝えたい。

こんな私でも出来たのだから。

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