誰にでも起こりうるアライメント異常

クラブでお悩み相談をやっているとO脚、X脚や、扁平足で膝やふくらはぎの痛みに悩む方達がとても多いです。

もともと先天性のものである方もいますが、後天的なものもあります。

私は、この後天的なものは、動作や姿勢から筋肉へ負担をかけることから作りあげているのではないか?と、疑問を持ち、クライアントさんや会員さんに若い頃からのクセや動作の質問をしています。

脊椎側湾症の方などは、脊椎が曲がっているのと同じ方向に眠るクセが若い頃からあったり、仕事で重いものをそちら側から受けとる動作が多かったなどの声もあり、

いつも使っている筋肉は、縮こまり続けていくうちに姿勢も片方に偏ってしまっているのでは、、、と筋肉を正常に戻すためのトレーニングを提案したり、予防のためのトレーニングに力を入れるようになりました。

よく会員さんに、

いい筋肉にしておけば、自分の体を守ってくれるもの。

筋肉を相手にしないで放っておけば、自分に危害を及ぼすもの。

と、伝えています。

先日も勉強している中で、

気軽に始めやすいランニングを繰り返すうちに、足底部の着地面の重心の違いから、アライメント異常になってしまう文献を読みました。

早めに気づき、正しいフォームに変えていくことで、体に及ぼす影響にも違いが出てくることを知りました。

私がトレーナーになろうと思ったきっかけは、O脚の会員さんがトレーニングを始めて痛みが改善してきたのに、また半年後には、痛みがひどくなりトレーニングをやめてしまった会員さんを見た時でした。

アライメント異常の方へは、細かなトレーナーの介入が必要なのでは?と思う反面、他の人達と同じように気軽に楽しみたい、あまり、

細かく指示を受けたくないという方もいると思います。

なので、静かに注意深く見守るようにして、よほど危険な状態でのトレーニングをしている時以外は、質問がある時だけのフィードバックをしています。

スポーツクラブでは、健康推進、改善のためのトレーニングがメインですが、

誰にでも起こりうるアライメント予防、改善のためのトレーニングも必要なのではないかと考えています。

直接パーソナルで依頼を受けたクライアントさんへの介入はできても、一般のクラブの会員さん達への必要以上の介入は難しく、

無料お悩み相談を開設しているものの、質問があった時だけの対応なので、

結局間に合わずに、痛みにより退会してしまう方達を見ていると無力感でいっぱいになることがあります。

自分の体、全身を鏡で見たり、人に全身(前後左右)の写真に撮ってもらったりすることでも、今の自分の体の状態、姿勢を知ることができます。

そして、ひどくアライメント異常を起こしているのであれば、整体やトレーナーに相談したり、整形外科で検査をしてみるなどの対応策もあると思います。

大切な自分の体。

見て見ぬふりをせずに、もっと向き合ってほしいと思っています。

自分でも出来る方法をこれからも発信していきます😊

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