私がトレーナーになり、お悩み相談をやりたいと思うきっかけになったのは、
トレーニングをしていて痛みが出ることで、不安になり、何かをやりたいと思う気持ちを諦めてしまう。
そんな人達に少しでも前を向いてもらえることはないか?と考え、はじめたことでした。
ある時から、何に不安を感じるのか会員さん達を見ていると、
その痛みはどこからくるのか、
病院で診断されてくるものに、
自分では想像がつかない見えないものとして、不安になってしまうことがわかりました。
その不安が大きくなると、もっと違う大きな病気が潜んでいるのではないか?と、どんどん不安になって、何もかもやめてしまいたい気持ちになってしまいます。
それでも、私にできることは、会員さん達に筋肉による筋肉のための筋肉の説明だけ。
もちろん、遺伝的なもの、血管によるもの、神経的なもの、内臓によるものなどは、筋肉だけでは語れない、解決できないものなので、少しでもその可能性があれば、早めに病院を勧めることもあります。
会員さん達の中には、
痛くなったら、病院行けば治してくれる。
トレーニングをしていれば、痛くならない。
まだまだこのような考えの方が多い中で、
病院に行ったら、
脊柱管狭窄症になった、
腰椎ヘルニアになった、
滑り症になった、
坐骨神経痛になった、
変形性の関節症になった、
のに、運動して筋肉つけるか、手術しないとダメだと言われた。
痛いのに、意味がわからない、
(どうしたらいい?)という方もいます。
私は、そういう(どうしたらいい?)方には、人任せではなくて、自分はどうしていきたいのか、もっと自分の身体と向き合って欲しい、
そして、どちらを選択しても、自分の強い意志と覚悟が必要になってくるし、どちらかでやっていこうと思うなら、いくらでも応援するから、と厳しいようですが、そこで終了することもあります。
そして、どちらかを選択した方には、
まずは、この症状がどうして起こるのか、年齢によるイタズラだけではなくて、筋肉のイタズラによるものも大きく関係していることを図で書いたりして説明しています。
そして、その癖のある筋肉にしてしまう動きを普段していないか、
・寝ている向き、
・仕事場での動き、
・家でテレビを見る時の椅子の座り方、
・生活をしてる時にこんな姿勢をしていることが多いなど、
を質問しながら一緒に見つけ出していきます。
すると、あら~自分でこんな風にしてきたのね、と気づき、現状を受けとめることができます。
現状を受けとめると、8割9割の方の目が真剣になり、もっと、自分の身体と向き合うようになってきます。
そして、普段の姿勢に気をつけることや、
筋肉がイタズラしてる部分にどうアプローチしていくのがいいのかを教えて!と、トレーニングしながら質問してきます。
お悩み相談での最終目的は、自分が元気に健康になるために、自立して心や気持ちが前を向くこと。
心や気持ちのためのお悩み相談でもあります。
時には、また筋肉のイタズラに惑わされて気持ちが弱くなってしまうこともありますが、何度でも、不安になる原因を一緒に見つけていきます。
会員さんの曇った顔が、晴れた笑顔に変わる時、ホッとして嬉し涙をながす時、やっててよかったと心から思えます。