バトンタッチ、橋渡し

解決方法が見つからずに、結果の見えないものに、病院から運動を勧められて取り組んでる人達もいる。

今年の1月に突然足が動かなくなった。

パーキンソン症候群。

目に見えて、変化してるのかどうかもわからない。

すぐ疲れてしまい、すぐにでも壊れてしまいそう、心も潰れてしまいそう。

空き時間は、このように先の見えない方達に会えれば声をかけ、しばらく会えなければ、電話連絡をしてお話をする。

お悩み相談の予約を毎回入れているものの、ここ最近は、痛みや疲労が辛すぎて、トレーニングにも来れない。

勤務日には、必ず連絡をするようになった。

今日も。

お悩み相談に来れた時は、さすりながら、不安をずっと聞いている。

人の手ってあったかいね。

触ってもらえるだけで、軽くなるの。

はい(^^;いくらでも触っちゃいますね。

冗談を言いながらも、関節を曲げたり伸ばしたり、ストレッチしたり、刺激も与えてみる。

今日の予約に名前が記入してあったが、二本線でキャンセルの印がされてあった。

他のスタッフに、この会員さんは、今日どうしたのかな?

体調が思わしくないみたいで。。。。

ここのところトレーニングも出来てないんです。

心配して連絡をすると、トレーニングは、出来ないけど、髙橋さんの顔を見に行っていいですか?元気もらいたいんです。

何時頃なら空いていますか?と、聞かれた。

この時間帯なら、予約入って無いので、では、雨じゃなければ、来てくださいね。

お話しましょう!と、伝えた。

声のトーンで、その日の体調や、元気度合いがわかる。

今日は、声は元気だった。

その時間前に、その会員さんはニコニコしながら、来てくれたようだった。

トイレから戻ると、座って待っていた。

〇〇さん、お待たせしました。

顔を覗き込むと、少し元気そうだった。

痛みも、以前と変わらずの場所で、今日は、ストレッチしてみましょう!と、一緒にストレッチをすると、あ~、身体が伸びていくのがわかる!と、効果を感じているようだった。

最近、トレーニングに来られないのは、痛みではないな、と思い〇〇さんは、1人で暮らしてるのですか?と、聞くと、お母様と一緒。

と、教えてくれた。

母は、認知症も進んでいる要介護2なんです。

身体が思うように動かなかったり、疲れていても、食事の支度をしないといけなくて。。。。と、日々の辛さを教えてくれました。

トレーニングに来られない理由は、ここにあった。

包括センターの方とお話したりしないのですか?と、聞くと、ケアマネジャーさんから、施設に入ることを勧められていることを明かしてくれて、施設に入れるのは可哀想なので、迷っているとのことだった。

他にご家族は?と、聞くと、兄がいますが、自分達の生活を乱されたく無いから、勝手に自分達でやってくれ、とのことだった。

今、〇〇さんは、病気で辛いこと。

お母様も認知症が進み、人の手を借りることが増えていること。

このままでは、共倒れになってしまうことを、伝え、可哀想と施設に入ることを躊躇している場合では無いこと、〇〇さんが元気になれば、いくらでもお母様にしてあげられることを伝えると、

みんなから同じことを言われてます。

と、迷っているようだった。

ごめんなさい、今日は、愚痴を聞いてもらっちゃって。。。。。

どうして髙橋さんは、そこまでしてくれるんですか?!

私は、トレーナーとして、みんなに元気になってもらうために動いています。

元気になるため、トレーニングに集中できるまで、一緒に考えたり整理したり、時には介護施設や病院へバトンタッチ、橋渡しをすることも大事な仕事なんですょ。

そう伝えると、ありがとうございます。

心強いです。

と、いい安心している様子だった。

たまたまトレーニングの場で出会い、一緒にトレーニングをしたり、見守ったり、声をかけてみたり。

出来ることは、限られていて、もどかしさもあるけれど、時にはバトンタッチする。

効果や、結果が目に見えてこない。

不安で、いっぱいになっても、いつでも相談できる。

お節介かもしれないけど、時には、橋渡しもする。

ここにいるょ。と、伝えている。

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