パーソナルトレーニングをしていて、女性の筋肉と男性の筋肉の特性みたいなものが、少しずつみえてきた。
触って、動かして、観察して。
施術に関してはカルテのようなものは、一応書いているけど、最近では1週間に70人強の身体を触っているので、
手の感覚での情報を直接インプットした方が、頭に記憶として残るので、触って、動かして、観察して、クライアントさんの表情もみて(p_-)います。
男性と女性の筋肉は、太さや、量、種類によってもですが、ホルモンの違いも大きく関係するなぁと気づかされます。
女性でも、男性ホルモンのテストステロンが多いと、数回でもトレーニング後、身体に変化が現れますが、
女性ホルモンの働きが多いと、男性でも筋肉がつきにくい。
また、痛みの出方も違う。
デスクワークで毎日パソコンと向き合い、ほとんど身体を動かすことがない方は、
肩こり、腰痛に悩む方も多く。。。。。
と、どこかの治療院のチラシに出てきそうなヽ(´o`;文面ですけども。。。。
本当に多いです。
それは、なんでか?
筋肉を常に、抱きしめているからです。
今まで、筋肉がどんな状態になっているのかを知ってもらおうと、ジェスチャーしたり、着ている洋服を使って筋肉の表現したりしていましたが、
筋肉を抱きしめている。
今度は、想像してもらうことにします。
抱きしめるということは、前面に筋肉集中!
するってことです。
なんとなく想像できますか?
前側に筋肉集中!したら、
背後、後ろ側は、どうなっているのか?
想像してみてください(・・?)
ピンピンに筋肉は、引き裂かれるように伸びています。
それを長時間だと、そのまま筋肉も固まってしまうのです。
それを、さて、仕事終わった~!
や~い、飲みに行こう!と、立ち上がろうと思ったら、アタタタタタ(>人<;)ってなるのです。
抱きしめていた固まった筋肉を突然手放して、反り返るのと同じくらいの勢いで立ち上がるので、筋肉が悲鳴をあげてしまうのです。
今回は、男性ホルモンの強いクライアントさんが数回のセッションだけで、姿勢に変化が現れ、筋肉に変化が現れ、すごい!と、感心したケースです。
同世代の男性で、肩こり、腰痛を持ち、もちろんお仕事は、デスクワーク。
体型もリンゴ型になってしまい、数値も色々出てきてしまったので、トレーニングしようと思うけど、健康になるために継続していくのには、始めに色々情報や、トレーニングの仕方を知りたいということでした。
まずは、クライアントさんの体型や骨格、筋肉の硬さを伝えました。
ずっとデスクワークをしていると、肩が内旋してしまうので、姿勢が悪く見えてしまいます。
そして血流も悪くなる。
姿勢は、もともと悪い人は、いません。
姿勢を悪くしてしまうのは、筋肉のしわざです。
その筋肉のしわざを作る、毎日のクセ、を知ることが大事だと思うので、はじめに説明をしてから、トレーニング開始をしました。
丸いお腹は、少し横に置いておいて。
トレーニングする場所は、後ろ側の疲れ果て弱っている筋肉をメインにトレーニング。
肩甲骨周り、お尻、ハムストリング。
数回のセッションで、丸くなっていた背中に凹みができ、内側に肩が入っていたものが、正常の位置に戻り、それによって、
余計(^^;丸いお腹は、より、まる~く目立ってきましたが。
これは、もうちょっと待っててね、と。
腹筋は、お腹の膨らみが大きすぎて、今は、腹筋が出来る状態ではないので、
腹直筋上部と、
腹直筋下部と、腸腰筋←(太腿を持ち上げるときに使う筋肉、)のトレーニングから始めています。
はじめは辛そうでしたが、
これもなんと数回で、余裕が見えてきました。
女性の場合のお腹のトレーニングだと、かなり時間をかけていきますが。
素晴らしく、もともとの、テストステロンも強い方です。
今まで動かしていなかった筋肉を動かすようになって、身体が伸びたようで気持ちよいです!と、すぐ変化が。
そのクライアントさんが、先日ゴルフに出かけ、それから腰痛と、太腿が張っていると、訴えてきました。
ゴルフの姿勢も前傾姿勢。
その上、コースを全部回ると20,000歩近く歩きます。
どこの筋肉が泣いているのかを、また、説明しました。
この狭い骨盤の上に、この丸いお腹がドスンと乗っかり、その下で潰されている腸腰筋が悲鳴をあげて、かわりに太ももの筋肉の力を借りているために負担がかかっているんですよ、と。
妊婦さんが、前傾している姿を想像してもらいました。
デスクワークも、ゴルフでも、同じ姿勢は、後になって、辛くなるので、合間に、バンザイしたり、伸びをしたり、社長になった気分で威張るようにして、胸を開いて、縮こまった前面の筋肉を伸ばしてくださいと伝えました。
そして、
体幹上部の後ろ側、肩甲骨周り
体幹下部の後ろ側、お尻からハムストリングにかけての筋肉が強くなってきて、
安定してきたら、今度は、丸いお腹の真後ろ、にある広背筋←(肩甲骨の下から骨盤の骨の辺りまで)の筋肉強化を予定しています。
女性でも、男性でも、皆んなお腹は気になりますが、
お腹が出るイコール、お尻、背中の筋肉が弱いのです。
お腹のトレーニングばかりするのは、逆に腰痛になります。
大事なのは、はじめはお腹は控えめにして、真裏の筋肉を鍛えて徐々に、前と後ろを均等にしていくこと。
そして姿勢が整ってきたら、しっかり時間をかけてウォーキング。
後、数回のセッションで、卒業をむかえるまでに、筋肉の声を聞きながら、トレーニングを伝えていきます。
自分で、自分の筋肉の声を聞いて、どこのトレーニングをしたらよいか判断できるところまで持って行かれるように。
大丈夫(^_−)−☆
男性ホルモン強い人は、自立も早いですょ!
そう励ましながら。
筋肉の声を聞いて、筋肉の栄養を摂り、食べるものは、まずは野菜どっぷりからと順番を変えるだけ。
それでも、変化はでます。
どうしても筋肉の声を聞き取れなかった時は、私が聞くからね(^ー^)と、いうつもりでいます。