女性の身体は。。。。

お悩み相談で、最近、同世代の閉経前後のお客様のご予約が多いです。

膝に水が溜まった、肩があがらなくなってしまった、腰が痛い、背中が痛い、首から腰にかけて固まって、血が通ってないみたいに冷たくなってる。。。などなど。

自分も女性に生まれて、今までの身体の変化(初潮から始まり、妊娠、出産、それに伴いホルモンバランスの変化や、免疫力ダウンなど)

があり、間もなく閉経も経験します。

この仕事に就くまでに、人の身体についてトレーナーとして学んでおくべきことは、学んできました。

まだまだ、身体の不思議は、未知数ですが、クライアントさんからも情報をいただいて学んでいます。

女性の身体は、生理の周期で、エストロゲンというホルモンと、黄体ホルモンの繰り返しで、コントロールされています。

閉経近くなると、エストロゲンの働きが弱くなり、筋肉はどんどん衰え、骨密度も低下し、中性脂肪や、悪玉コレステロールの数値などもあがっていき、自律神経のコントロールまでもが乱れていきます。

直接的に感じるか、感じないかも個人差があります。

今まで、なにも特別変化に気づかずに過ごしていて突然痛みによって、えっ?とビックリ!!(°_°)する方も多く、相談に来られて、年代が同じくらいの方がすごく多くて、あ~、そんな年頃なんだ~。。。と、改めて気づくことも多いです。

現在、介護予防のセミナーでも、老年症候群の予防のためのお話もしていますが、圧倒的に女性に多く見られる症状で、多くは、この女性ホルモンの変化によるものです。

少しでも健康で元気に過ごせる健康寿命を伸ばしていこうと、筋トレや、運動習慣で、女性ホルモンの働きが弱くなっても負けない身体づくりをお勧めしています。

これは、身体だけのいい影響ではなくて、筋肉を動かすことにより、神経にも、心にも良い影響があります。

セミナーでは、男性も多く参加してくれていますので、女性の身体というものを理解してもらえるよい機会だとも思っています。

時代が、かなり昔に遡ると、男性は、表で働き、女性は、家を守る、家庭を守る。

それが当たり前の風潮でした。

ですが、今は、女性も表で働き社会進出をしています。

それでも、まだまだ、女性蔑視が表に出てこないけれども沢山あり、度々問題になるケースが多くありますね。

今から30年近く前に、

ある女性作家さんとお話する機会があり、その方の本も何冊か読みましたが、その作家さんの若い頃の話を聞くと、女が本を読む、女が学業の道に進む、なんてことはあり得ない時代で、かなりご両親からキツく縛られていたそうです。

皆んなが寝静まった頃に、ローソクの灯りをつけ、本を沢山読みあさったそうです。

自分の大好きなことを取り上げられるのは、とても辛いことですよね。

ですが、その女性作家さんは、ガンとして密かに、本を読む、書く、勉強をも、やり続けたそうです。

有名な男性作家さんと結婚し、そこからまた、男性作家のご主人様にも大反対される中、ご自分の本を出版することにこぎつけることが出来たのよ^ ^と、嬉しそうに話てくれました。

その作家さんの本は、戦争で満州にいた時のことや、3人の小さな子供と逃げた時の苦しみの日々、食べ物がなく敵国の女性から畑で採れたニンジンを足下に放り投げられ、そのニンジンを噛み砕いて乳児に口移しに食べさせた事、救われた事などが、赤裸々に綴ってありました。

どうしても伝えたい、残しておきたいことだったのだと思います。

女性だから、女性の気持ちがわかること、自分が経験しているから伝えられること、自分がこれから経験するであろうことが、同じ女性から学べることが沢山あります。

時として、めんどくさい、うるさい、感情的、女は、表に出てくることなく、おとなしく、スッポリ可愛く収まってればいいんだょ!と、見えない圧力は、特に日本では至る所に存在していて、これは、永遠に続くのだろうか。。。とも、感じています。

これも、女性の身体の複雑さを理解していくことで、少しは、受け入れ体制が変わってくるのではないかなo(^_-)Oとも、最近感じていますが。

たまたま、産まれたら女性の身体を持っていただけで、どうすることも出来ませんね。

男だから、強い、女だから、弱い。

そんなことは全然無くて、同じだと思っています。

男性でも、女性でも、尊敬する素敵な人は沢山いますし、尊敬出来ない人もいますが(^^;

男性だから。。。ではなく、

女性だから。。。ではない。

ただ、女性の身体は、複雑なんです。

現在のトレーナー業も、男性優位。

は、まだまだ当然のようにありますが、それでも、女性だから、わかる事、女性の身体の変化や、悩み、心の変化、そこに寄り添える事もあります。

そして、それをどう受け入れて、どう対処して改善していくのか、一緒に考えていく。

女性の身体は、複雑だからこそ、それを受け入れ、理解しながらその身体と付き合っていく。

コントロールしていく。

応援スタンス、一緒に頑張るスタンス、時には、学ぶスタンスで、同時に歩んで行かれる存在でいいと思います。

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