以前、手術をしたことがある。
手術してリハビリ終えたから、今度は、自分で筋肉つけて行こうと思う。
手術する前のように身体を戻したい。
そう思って、トレーニングジムに来たけれど。。。。。
マシンをやり始めて、痛み出たり、違和感があって、怖くてどうしていいかわからない。
怖いから、しばらくお休みしてる。
そんな方達からの相談があります。
こんな痛みや違和感があるのに、トレーニングを勧めるなんて、いったいなんなの?
この人達は。。。
こんな状態でもっとひどくなったら、どうするの?
と、いう不信感を持っている方も多いです。
とっても、不安だし、怖いですよね。。。
そんな方達に、
今の筋肉の状態と、
正常な筋肉の状態、
手術した後の筋肉は、どうなっているのかをお伝えしています。
手術をして筋肉に傷がつくと、かなり収縮して筋肉は、硬くなります。
そして、傷がつくと、痛み、傷口がつれて、傷の周りの筋肉も硬くなり、更に違和感を感じて、今までと同じように動かすことが怖くなります。
当然ですよね。
傷がついたのですから。
そして、今までと同じように動かすことができるように、術後に、リハビリを受けます。
リハビリ終了をすると今度は、自分でトレーニングをして筋肉をつけるように、と、病院から勧められます。
なのに、痛みや違和感があると、どうしたらいいのか、不安で不安で仕方がないですよね。
そんな時に、まずは、私が触って、痛みや違和感を感じる部分を確かめてもらい、今度は、今自分で触ってもらい、左右との違いを比較してもらいます。
今までと同じように動かそう、今までのように筋肉をつけて、取り戻そうと思うと、必死に動かすことばかりに目を向けて頑張ってしまうのです。
今の筋肉の状態は、足りていない、そう思ってトレーニングしているので、硬くなっていた筋肉は、より硬くなり、違和感、痛み、つれる感じが、どんどん増してしまいます。
筋肉がどんな状態だと、関節をスムーズに動かしたり、パフォーマンスがあがり、疲れにくい、関節に負担がかからない、怪我をしにくいのかをお伝えすると、皆さん、やっと、筋肉の大事さ、筋肉を大切にすること、メンテナンスも必要と、気づいてもらえます。
痛みや違和感があると、触ることも、撫でることも恐怖になってしまいますが、
何よりも大事なのは、大丈夫だょ!と、自分で自分の筋肉に声をかけてあげること。
心で、大丈夫!と、気持ちを強く持つこと。
そして、どんどんいい方向に向かっていくょ!と、自分を誘導していくことも必要ですょ。
心の恐怖は、筋肉にも伝わっていますから。
と、お伝えしています。
そして、摩ったり、撫でたり、ストレッチしたり、有効な体操をお伝えしたりしています。
筋肉が左右均等になるまでは、トレーニングも様子をみながら軽いものからはじめたり、回数を少なくしたり、ゆっくり動かしてみたりして、筋肉が、慣れてくるまで、筋肉の声を聞いて続けていきましょう。
そこまで伝えると、どの程度やるのがいいのかを、理解してもらえます。
アスリート達は、手術後、リハビリも受け、手術したところ以外は、しっかりトレーニングも、メンテナンスをしながら、続けているので、復活も早いですが、一般の方達に、そういった例を、お伝えしても、私達は、アスリートと違うからと思ってしまいます。
ですが、一般の人達だって、アスリートからも学べることもあると伝え、自分に合ったものを取り入れていく。筋肉は、みんなが持っているものだからと。
手術後、だいぶ年月が経ってしまい、リハビリ終えてから何もせず大事にしすぎて、動かすことが怖くていた筋肉は、とても頑固になっています。
そう簡単にもとに戻そうとではなくて、コツコツ動かしたり、ストレッチ、体操、メンテナンスをしていくことが大切です。
手術後が同じくらいのクライアントさんでも、もともとの筋肉の違い(柔らかい、太め、細め、硬め)がありますから、回復の状態も全く違いますが、コツコツ、やっていた方と、トレーニング施設に来た時だけの方では、その差のひらきが大きくもあります。
それも、自分の気持ちと筋肉の状態で決めて、自分のペースでやっていくのがいいですね^ ^
みんな、み~んな、初めは怖くなります。
ですが、怖がらなくていいょ。
一緒に頑張ろ、と、筋肉に呼びかけてみてください。