以前、閉経後過ぎた女性は、筋肉が落ちることによって、骨粗鬆症になりやすいリスクがあり、男性よりも圧倒的に多いことをお伝えしました。
人は、
⚫︎骨を成長させ育てていく、骨芽(こつが)細胞
⚫︎骨を破壊する=破骨(はこつ)細胞
があります。
女性の月経の周期に、エストロゲンというホルモンが、骨のバランスを、うまくコントロールをしてくれていました。
閉経後、エストロゲンというホルモンが失われてしまうことによって、女性の多くは、筋肉も減少し、この骨の再生バランスを、うまくコントロール出来なくなってしまうのです。
そのため、ある年齢を過ぎると健康診断などで、骨密度測定をすると、平均よりも低いので、骨粗鬆症予防のためにも、筋力トレーニングを勧められ、カルシウム摂取と、カルシウムを吸収しやすい、ビタミンDも一緒にとりましょうと指導があったりします。
なぜ、骨粗鬆症予防に筋力トレーニングなの?
骨なのに。。。。と、疑問もありますね。
骨は、大きなふっくらとした頑丈な筋肉に覆われているほど、丈夫でしっかりした骨になります。
大きなふっくらとした頑丈な、筋肉というと???
そうです。筋肉マンですᕦ(ò_óˇ)ᕤ
筋肉マンは、常に筋力トレーニングをして筋肉を鍛えていますので、骨を覆う筋肉がしきりに伸びたり縮んだりして、骨に摩擦や刺激を加えているのです。
摩擦や刺激を加えられた骨は、活発に再生していくので、丈夫になって行くのです。
ですが、閉経後の女性は、筋肉が減少してしまうため、骨に摩擦や刺激をどんどん与えて行かないと、骨もどんどん破骨の道につき進んでしまうのです。
どんな刺激が良いのか?
①骨の長軸に刺激を与える
この赤い線のあたりは、骨端軟骨(こったんなんこつ)といって、このあたりに刺激を加えると、骨が成長したり、再生したりするのです。
代表的な長軸のトレーニングでは、かかとトントン、ウォーキング、スクワット、ランジ、デッドリフトです。
※ ただ、高齢の方へのトレーニングでは、デッドリフトは、あまりお勧めできません。
⚫︎かかとトントン(かかとをあげて、トンとかかとを落として骨に刺激です)
⚫︎ウォーキング
⚫︎スクワット、ランジ
⚫︎デッドリフト
???ちょっと!ここに、筋力トレーニングとは言わない有酸素運動のウォーキングも入ってるけど?と、思う方もいますが、ウォーキングは、かかとトントンと同じなのです。
長軸方向に刺激があるので、骨にいいお勧めのトレーニングの一つなんです。
膝に負担がかかるのが、ちょっと不安な方は、かかとトントン!
痛みのない方は、ウォーキング!
どっちも大丈夫!と、いう方は、両方できる時にやってみてください^ ^
色々、自分の身体に合わせて、使い分けてみてくださいね。
いつまでも丈夫な身体で、幸せに過ごしたいですね♪