膝の痛みとともに、トレーニング

トレーニングをしていて、膝の痛みが改善した!というお話をよく聞きます。

病院から膝の周りに筋肉をつけましょう!と言われて、トレーニングを始める方も多いですね。

膝の周りには、とても複雑で沢山の筋肉に覆われています。

ざっくりいうと、骨盤の骨から、膝の下まで。

使わない筋肉が落ちて、膝周りの筋肉達がバランスを崩して痛みが伴っている。

なので、鍛え始めると、また、使っていなかった筋肉に力が戻り始め、バランスもよくなってきます。

痛みがあった事も忘れてしまうほど良くなってくると、

①嬉しくて嬉しくて、どんどんトレーニングに夢中になって励んでいく人。

②筋トレは、やめて自分の趣味に集中したい!とトレーニングをやめてしまう人。

③運動に効果があると知り、無理をしないように運動を続ける習慣をつけて行く人。

①、②の方は、そこで、一旦立ち止まってくださいね。

①の方の気持ちは、嬉しくて、嬉しくて、どんどん励みたくなる気持ち、よ~く分かります!

励んでいいんです!

ただ、励むなら!と、一言付け加えておきますと。。。

筋肉を休ませたり、メンテナンスをしながら、励みましょう!です。

と、いうのは、

下の図にあるように、いくつかの筋肉が衰え、トレーニングするようになってから力を取り戻し、やっとバランス良くなってきました。

ですが、もっと、もっとと、トレーニングに励み続けると、どうなるでしょうか?

弱かった筋肉は、元の筋肉の強さに持ってきますが、もともと、強かった筋肉は、より強くなりすぎて、どんどん硬くなっていきます。

?????すると、どうでしょう!

今までと同じように、また、筋肉達の引っ張り合い、支え合いのバランスを崩してしまい、

忘れかけていた、痛みがまた、復活してしまうのです。

また、あの痛みが蘇ってくるなんて。。。と、元の辛い顔に戻って、やっぱり筋トレなんてと、トレーニングをやめてしまいます。

今まで、私は、そういう辛い方を沢山みてきました。

だからこそ、そうならないために、ここから自分で出来ることを知ってもらいたいと思うのです。

⚫︎使った筋肉をしっかり可動域までストレッチすること。

⚫︎使った筋肉を摩ったり撫でたり、優しく揉んで、馴染ませること

⚫︎そして、筋肉にお休みもさせること

です。

これは、必要最低限やっておいてもらいたいことです。

はじめに、膝の周りの筋肉は、骨盤の骨から膝下まで通っていると言いました。

痛みが起こる原因は、膝周りの筋肉が衰えて起こるだけでは無いのです。

股関節周りの筋肉も重要な役割をしているのです。

よく、この膝の痛みは、腰からきているとか、股関節からきていると聞いたことありませんか?

もちろん、足首からということもあります。

筋肉は、少しずつ、隣の関節を通る筋肉と重なり合っているので、繋がっているのです。

腕があがらなくなった方の施術を何度かしていて、改善が見られず、筋肉を辿って行き、股関節が原因だった方は、結構います。

皆さん、ビックリ!?していますが。

そのくらい私達、人の身体は筋肉の支え合い、バランスの良い、引っ張り合いに助けられてるのです。

さて、膝の痛みには、膝周りの筋肉だけではなく、股関節周りの筋肉の影響もあると、先ほど伝えましたが、

ここが、何よりも!キモ!

気持ち悪いのキモ!では、なくて肝!肝心なところなんです!

腰痛予防のために出来ること~

のブログでも、膝痛のある方にも、このストレッチやってね~と、伝えましたが。

膝を覆う筋肉が(前側)骨盤の外側から、膝のお皿の下まで通っているのですが、骨盤の内側には、腸骨筋、そこから腰椎につながる大腰筋、(合わせて腸腰筋、ちょうようきん、ともいいます)

骨盤の内側と外側で引っ張りあいを毎日繰り返しています。

座っていれば、腸腰筋は、縮まる

座る姿勢、

座って、膝を曲げれば、膝の筋肉だけでは無く、腸腰筋も更に縮まります

ずっと、笑

こんな姿勢で過ごす人は、いませんが、

これを毎日、長時間続けてしまうと、このまま固まってしまい、痛くて伸ばすことが困難になってしまいます。

ですが、人は、正座、では無くとも、椅子、ソファ、車のシート、電車などで、座ることが多いですね?

これだけで、毎日腸腰筋の筋肉は、縮こまり、硬くなり、膝周りの筋肉まで引っ張っているのです。

毎日の繰り返しの積み重ねに、運動不足、使われてる筋肉、使わなくても済んでいる筋肉のバランスが崩れて、全部が、強い方、強い方に引っ張られてしまっているのです。

なんだか。。。。強い方、強い方って、

人間の世界みたいですね~。

人の身体から沢山のことが学べますね^ ^

痛みが出て、病院で、レントゲン撮ったら、骨には特に異常は無いね。

加齢による変形膝関節症でしょ、と言われた~!失礼よね!なんでも、かんでも、加齢、加齢って!と、笑。皆さん、教えてくれます。

このストレッチやりましょう!

効果のある方は、そのストレッチをやるようになって、膝のチクリ!が無くなった!という方もいます。

このストレッチは、腸腰筋と、膝を支える太腿の筋肉が重なり合ってる部分なので、縮こまりお互いが近すぎでしまうのをストレッチして、少し距離を離し、硬い状態から平常の状態に戻します。

そうする事で、

膝周りの筋肉は、膝の役割

股関節周りの筋肉は、股関節の役割

が、正常に出来るようになります。

難しい話を沢山してきましたが、私達が出来ることは、筋肉を普通の動きが出来るようにしてあげることなのです。

そして、ここから^ ^トレーニングに励んでくださいね。どんどん筋肉は、強くなっていきますょ!

そして②の膝の痛みが改善したので、自分の好きなスポーツや、趣味をやるために、トレーニングをやめてしまう人へ

人は、歳を重ねるごとに筋肉が弱っていきます。これは、避けることは出来ません。

一旦、痛みが改善されても、筋力トレーニングを、そこでやめてしまうと、また、スポーツをしていようが、マッサージをしていようが、弱ってしまうのです。

自分の好きなスポーツを、やり続けて行きたいのなら、自分の好きな趣味も、元気にやり続けて行きたいのなら、筋トレを続けることをお勧めします

元気でいつまでもイキイキと自分の脚で、歩いて過ごすためには、自分の体調をみながら、無理なくトレーニングを続けることが大事なんですょ(^_-)

高齢者の膝痛に悩む80代の方が、パーソナルトレーニングで筋トレを続けて行くうちに、膝の痛みが徐々に改善し、趣味のオペラで声が前よりも通るようになりました!これも、筋トレの効果ですね^ ^

今度は、ステージに立つ時に、背中が曲がっているのが気になり、恥ずかしくないように、筋トレで、姿勢がよくなるようにしたい!と、意欲満載です♪

膝の痛みから解放されるように、頑張りましょう!

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