朝起きる時に手の指が硬直してしまって、その指だけ曲げられないので、グーの握りこぶしができない。
病院へ行くとバネ指と診断され、手術することも出来ますょと言われました
と、何か他に出来ることはないでしょうか?と、相談に来られる方がいらっしゃいます。
なぜ、そのような症状が起きるのか?
普段から細かい指を使う仕事をしている方もいますが、今まであまりやっていなかった編み物や、刺繍をやり始めて、最近では、マスクを沢山作る方も増えてきましたね。
指を沢山使っているので、そのような症状が出たりもするのです。
これも関係しているのは、筋肉なんです。
手のひら側にも、手の甲側にも、指の上、下に、腱があり、この腱が曲げたり伸ばしたりしています。
手のひら側か、甲側に、筋肉が硬直すると、指が硬直した側に引っ張られてしまいます。
そのような状態になると、慌ててしまいますね
手のひらや、指を必死に伸ばしたりさすったりしますが、腱は、もともとが剛性や、バネの働きなので、より強い方に引っ張られます。
すると。。。。。もっと先まで~!!!さすって~!ほぐしてよ~!と、指が叫びます。
その指の腱と繋がっている筋肉は、もっと手首から上のところにあります。
相談に来られた方の手首から上を両方出してもらい、触ると。。。。。
違います。この指が!強張ってるのよ~!と言われますが、そう訴えて、まもなく痛みがありビックリ‼️します。
えっ?痛い!
下の写真の○印の辺りがパンパンになっています。
そしてその部分を左右の張りの大きさを一緒に見てもらうと、こんなところが~と、またまたビックリ‼️
指と一緒に手首も補助役として動かすことで、あまり使っていなかった筋肉を集中的に使っていたので、こんなところの筋肉が頑張りすぎて硬くなっているのです。
ここからは、☝️その強ばりのほぐし方をお伝えしていきます。
指の腱をたどっていき、手首を通り越して行くと、硬い部分と出会います。上の2つの写真の○印あたり。
上の写真の丸○印の辺りに腱を働かせる筋肉が、あるので、その部分をツマミ、手首の掌屈、背屈をしたり、グーパーをしてみてください。
そしたら、手の甲側の写真の○印の位置を同じようにツマミ、手首、グーパー、同じようにやってみてください。あまり力を入れすぎず、自然にほぐれます。
実際、頑張りすぎてるのは、手の甲側なので!
先に、手のひら側を柔らかくしてから、甲の側をやりましょう!
先に甲側に手をつけると、痛いかもしれませんから
いくらか効果があるのなら、少し、それで様子をみてみましょう!
全然変わらない!どんどんひどくなるようなら、ためらわず、もう一度病院へ行って診てもらうことをお勧めします。
実際、このほぐし方で改善がみられた方もいますが、改善せずに手術を受けられた方もいます。
筋肉は、鍛えれば、強くなっていきますが、あまり使わないと衰えてきます。
加齢ですね!と、言われても、諦めず、自分でできる方法もありますから。
今日は、筋肉を緩めるお話までしました。
ここの部分の強化するトレーニングをここであげてしまうと、まだ痛みが残っているのに、トレーニングをして、またひどくなってしまうといけないので、また、後日にお伝えしていきます。